魔術を駆使する集団が現代にもまだ残っていました!

どうしても魔術の世界の入り口に立ちたくて僕は魔女の本場である場所を訪れました。よく見ながら歩いてみれば土で出来た建物に切り取って作ったようなドアには不思議な飾りが付けられていて屋根からは薬草だろうか?独特で少し鼻につくような臭いのする真っ白な煙が立ち込めている。そのあたりは家が密集してできておりその全てがどれも同じ用な作りになっている。そしてドアには必ずといっていいほど同じような装飾。僕は意を決してとある1つの家の重々しい銀で出来た獣の顔をしたノブを叩いた。声がして、中から出てきたのは赤毛のふくよかな女性だった。初対面で、しかも日本人である僕が突然訪ねてきた事に少々驚いてはいるようだが、事情を話すと中に入れてくれた。天井の低い家。部屋内にはたくさんのフックがありそこにはハーブのような草や木の実など自然物がたくさんストックされていた。まるで絵本の中の世界のようだと辺りを見回しているとそのおばさんは僕に暖かい紅茶をいれてくれた。何かの香草の香りがする。少しスパイシーで、でもどこか心の落ち着くようなものだった。いきなりの来訪者快く受け入れてもらえた辺りは自分の見解とhが少しは外れていた。きっと門前払いを食らうに違いない…としかしこの状況で聞いておかなければならない事は山ほどある。絶好のチャンスなのだ。

昔からの生活の知恵が進化していったもの

いくつかの質問にも彼女はまったく嫌な顔もしないで応えてくれた。本来魔女というものは特別なものなんかではなかったそうだ。しかも人里離れ孤独に暮らしては怪しげな研究をするというのは、ただの童話の中の話だという。森の中を好んで暮らしていた事は認めるのだそうだが、それは生活に必要な植物をいつでも取りに行けるようにとの配慮だったらしい。中にけがや病気に効くものも多くあり長年森の自然と共に切らしていた彼女達にとってはその方が好都合だったのだ。しかも、ちゃんと街の人間とも交流はあったのだそうだ。いわば、薬屋のようなもので、困った人達を助け感謝されるような存在でもあった。いたってその双方の関係性とは良好だったようだ。ではなぜ物語の中での悪役になってしまったのか。当時の子供たちにしてみれば森の中で寂しく暮らしている人たちは恐怖の象徴のようなものだったのだ。それに加え、遅くま森で遊んで危険が及ばないようにと絵本などで恐ろしく描くことで教育を使用という考えだったのである。これまでは一向に悪いところなど見えやしない、しかしここから自体は急速によくない方向へと転落していってしまうのです。ここまでは普通に話してくれていたおばさんも少し気分が悪くなってしまったようで今日はいったん戻り、また明日続きを聞かせてもらう約束をした。

史実とは違う国に残された隠ぺいの歴史

時代の流れとともに医者の技術も優れ安価になってきたためにわざわざ森の中まで出向き薬をもらうなどという習慣も薄れてきていた頃のこと。完全に町とは行き来のなくなってしまった魔女達に政府という重圧がのしかかることとなる。これがあの有名な「魔女狩り」もう、本当に存在しているのは絵本の中のような悪魔と手を組む存在だと憎むべき標的にされてしまった彼女達は抗いもしなかった。自分達は何もしていない、ただ平和に暮らしていただけなのに他人の勝手な思い込みのせいで滅ぼされなければならないという現実にただ嘆いていた。穏やかで静かな質素な生活を好むその全てににケチをつけ出す村人たち。そうやって次々と仲間達の命は奪われていった。危険に身を隠し、命からがら生き残ったもの同士で寄り添いあい、魔女だったとう過去を隠すしか進むべき道はなかったのだ。悲しき真実に覆われた本当のストーリーは今だ子孫たちの間でのみ語り継がれる逸話となっていた。それでも他を憎むこと無くただ何ものにも侵されない暮らしを望むその生きざまはしっかりと現代にも受け継がれている精神なのかもしれない。誰よりも美しい心の持ち主だった一族が抹殺されてしまうような歴史はもう作ってはいけないのかもしれない・・・・gree
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